ご存知の方も多いと思いますが、聴覚障がい者への電話通訳の際、受話器を耳に当て顎と肩にはさんで手話をすることを繰り返すことによる頸肩腕障害
を予防するため、「インカム」を使用するのはろうあ協会や聴覚障害者情報提供では、常識とされています。

「インカム」とは、ヘッドホンの片方とマイクがセットになっていて、もう片方の耳は電話以外の音を聞くことができ、受話器の切り替えスイッチを押して頭に装着することにより、両手が自由に使えるため、無理な姿勢で手話を行う必要をなくすものです。

しかし、福井県では10数年前ろう協事務所に中古の「インカム」がありましたが、全く使われないまま電話機交換により、廃棄となっていました。

この度、遅ればせながら聴覚障がい者協会事務所に2台の「インカム」を配備しました。
何を今頃と呆れられるようなことですが、ほんの少し人並み
の施設となりました。


